便利な使い方・その他
外付けHDDが「読取り専用ドライブ」になって、書き込みも、フォーマットもできなくなった場合の対策です。
「diskpart」というコマンドを使って、ディスクの書き込み禁止属性を解除します。
1. [コマンド プロンプト(管理者)] で実行
2. 「管理者:コマンドプロンプト」の画面が出たら「diskpart」と入力して Enter キー
3. 「list volume」と入力して Enter キー (外付け HDD の Volume 番号を確認します)
4. 「select volume #」と入力して Enter キー
(# は、前記 3 で確認した外付け HDD の Volume 番号)
5. 「attributes disk clear readonly」と入力して Enter キー
6.「ディスクの属性が正しく消去されました」と表示されるのを確認
7.コマンド プロンプトを閉じる
8.外付け HDDに書き込みできるか確認
ファイル一覧の表示(DIR) (2016.8.31)
ディレクトリに含まれるファイルとサブディレクトリを一覧表示する方法です。
コマンドプロンプトの一つ「dir」を使います。
dir パス
⇒カレントディレクトリに含まれるファイルとサブディレクトリの一覧を表示
注1.パスを省略した場合はカレントディレクトリが対象となる。以下も同様。
注2.パスの指定はエクスプローラーからディレクトリ構造ごとドラッグして指定または
「”パス名”」のように「"」で囲んでパスを指定
表示される属性の指定
「/a」オプションを死傷して、表示される一覧の属性を指定することができる。
dir /a属性 パス
指定できる属性は以下の通りです。
d:ディレクトリ r:読取り専用 h:隠しファイル a:アーカイブ s:システムファイル
<使い方>
dir /ad <--- ディレクトリのみ表示
dir /ar <--- 読取り専用のファイルおよびディレクトリのみ表示
dir /a-d <--- ディレクトリ以外のみ表示
表示形式の変更
「/b」オプションをつけると、ファイル名またはディレクトリ名のみ表示される。
dir /b パス
「/w」オプションをつけると、並び替えられたファイル名またはディレクトリ名を横方向に順に並べて表示
dir /w パス
「/d」オプション並び替えられたファイル名(ディレクトリ名)を縦方向に順に並べて表示
dir /d パス
「/t」オプションを使って表示される日付の種類を選択できます。
dir /tタイムフィールド パス
指定できるタイムフィールドは以下の通りです。
C:作成日 A:最終アクセス日 W:最終更新日
使い方は次のようになります。
dir /ta パス
並び替え方法の指定
デフォルトでは名前順に並べ替えが行われて一覧が表示されるのですが「/o」オプションを使用することで並べ替え方法を指定することができます。
dir /oソート順 パス
指定できるソート順は以下の通りです。
N 名前順 (アルファベット)
S サイズ順 (小さいほうから)
E 拡張子順 (アルファベット)
D 日時順 (古いほうから)
G グループ (ディレクトリから)
使い方は次のようになります。
dir /os <--- サイズ順に並び替え
dir /od <--- 日付順に並び替え(古いほうから)
dir /o-d <--- 日付順に並び替え(新しいほうから)
「-」を付けると並び替える方向が逆転する
サブディレクトリに含まれるファイルやディレクトリも全て表示
デフォルトは対象のディレクトリに含まれるファイルとサブディレクトリの一覧を表示。
「/s」オプションを使い、サブディレクトリが含まれていた場合にはそのサブディレクトリに含まれるファイルやディレクトリも同時に表示することができる。
dir /s
画面毎に表示
「/p」オプションを使い、画面の大きさに収まらないほど多くの一覧が表示される場合、1画面分毎に分けて表示させることができる。
dir /p
その他
処理結果を画面に表示せず、クリップボードに出力
dir /b /a-d | clip <--- ファイル名だけをクリップボードに出力
処理結果をファイルに出力
dir /b /a-d > > ¥list.txt <--- 結果をファイル「list.txt」に出力
全体の書式(参考)
<書式>
DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N]
[/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]
[ドライブ:][パス][ファイル名]
一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。
/A 指定された属性のファイルを表示します。
属性 D ディレクトリ R 読み取り専用
H 隠しファイル
A アーカイブ
S システム ファイル I 非インデックス対象ファイル
L 再解析ポイント - その属性以外
/B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。
/C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは
既定の設定です。/-C とすると桁区切り表示されません。
/D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。
/L 小文字で表示します。
/N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。
/O ファイルを並べ替えて表示します。
ソート順 N 名前順 (アルファベット) S サイズ順 (小さい方から)
E 拡張子順 (アルファベット) D 日時順 (古い方から)
G グループ (ディレクトリから) - 降順
/P 1 画面ごとに停止して表示します。
/Q ファイルの所有者を表示します。
/R ファイルの代替データ ストリームを表示します。
/S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべての
ファイルを表示します。
/T どのタイム フィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを指定
タイムフィールド C 作成
A 最終アクセス
W 最終更新
/W ワイド一覧形式で表示します。
/X このオプションは MS-DOS 形式以外のファイル名に対する短い名前を
表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば、
/N オプションと同じです。短い名前がない場合は、ブランクになります。
/4 4 つの数字で年を表示します。
環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。
/-W のように - (ハイフン) を前に付けると、そのスイッチは無効になります。